アメリカ大使館はこのたび、アメリカで留学・生活を経験した皆さんが自らの経験について語るビデオプロジェクト「A Broader View ―人生を変えるアメリカ留学―」を立ち上げました。“A Broader View”というプロジェクト名は、多くの経験者が語った「アメリカでの生活によって世界に対する“視野が広がった=broader view”」という発言に由来しています。

このビデオプロジェクトに参加していただいた留学経験者の中から、フランキー・スィーヒさんのお話を一部紹介します。フランキーさんは画家であり、18歳のときにニューヨーク市にある美術大学「スクール・オブ・ビジュアル・アーツ」に留学しました。テレビのリアリティ番組「テラスハウス」に出演したことでも知られています。フランキーさんは、アメリカ留学が自分探しのきっかけになったと語っています。

インタビューに答えるフランキーさん

インタビューに答えるフランキーさん

~自分探しのきっかけ~

生まれも育ちも東京ですが、英語しか通用しないインターナショナルスクールに通っており、ハーフでもあることから、自分は日本人ではないのかと思っていました。ところがニューヨークに留学して、自分が日本人であることを思い知らされ、アイデンティティー・クライシスに陥ってしまいました。しかし、それが自分探しのきっかけになりました。

~留学が今の仕事に役立っていること~

ニューヨークの美大でのいろいろな人との出会いが財産だと思います。ニューヨークの大学でつながった人がまた違う人につなげてくれることで、自分の仕事が広がります。それを私は一番感謝しています。クリエイティブ系の仕事をしたい人は何よりもネットワークが大切で、それは海外に出てみないと広がりません。

ニューヨークでのフランキーさん

ニューヨークでのフランキーさん

~アメリカ留学を考える人へのアドバイス~

英語力に自信がなくて、苦戦してあきらめてしまう生徒が多いですが、とりあえずアメリカへ行ってしまった方が、1年後に英語力がすごく伸びます。TOEICやTOEFLのスコアが低いからといって、留学をあきらめるべきではありません。そしてアメリカへ行ったら、なるべく日本人と付き合わずに、外国人の友達を増やすことを大事にしてほしいと思います。

フランキーさんのインタビューの全容と、他の留学経験者のお話は、“A Broader View”のウェブサイトをご覧ください。留学を考えている皆さん、経験者の話を聞いて勇気をもらい、人生を変えるような経験をする一歩を踏み出してみませんか?