10人中8人以上が特定の宗教の信者である。あまりにも多くの人たちが信仰を理由に迫害されているが、宗教集団はこれに負けず、多くの場合、互いに手を携えて助け合い、守り合っている。

  • パキスタンでは、ペシャワールで教会が爆弾で攻撃された後、イスラム教徒が礼拝中の教会の周りで人間の鎖を作り暴力に立ち向かった。
  • 英国では、近隣のユダヤ教住民の監視団が、イスラム教指導者が安全にモスクに行けるよう支援する活動を始め、攻撃の可能性があるときには注意を喚起した。
  • エジプトでは、イスラム教徒がカトリック教会の前に立ってカトリック信者の集会を攻撃から守った。
チベットの宗教指導者ダライ・ラマ(手前右)が、イスラム教の導師モハメド・ウスマン(同左)の顎ひげをふざけて引っ張る様子を見守るヒンズー教の導師シブラトリ・デシケンドラ (AP Images)

チベットの宗教指導者ダライ・ラマ(手前右)が、イスラム教の導師モハメド・ウスマン(同左)の顎ひげをふざけて引っ張る様子を見守るヒンズー教の導師シブラトリ・デシケンドラ (AP Images)

クリントン大統領は1998年10月27日、「国際信教の自由法」(International Religious Freedom Act)に署名した。この法律は信教の自由を米国の外交政策の一部と定め、宗教を迫害する国に対して制裁を課すことを認めた。年次報告書は世界各国の信教の自由について状況を説明している。

署名にあたりクリントン大統領は「我々は信教の自由を奨励すると同時に、表現の自由、良心の自由、結社の自由など、その他の人権も奨励している」と自身の信念を表明した。

*この日本語文書は国務省の国際情報プログラム課により運営されているウェブサイト「シェアアメリカ(ShareAmerica)」に掲載された記事(2014年10月27日)の参考のための仮翻訳で、正文は英文です。オリジナルの英文はこちら:https://share.america.gov/free-believe-day/