リー・ハートマン

多くの人が、新年の抱負にダイエットや運動を挙げますが、前日の大みそかには、新しい年に健康と運気をもたらすと言われる食べ物をお腹いっぱい食べているようです。

例えば、スペインでは、新年を告げる12時の鐘の音に合わせ、ブドウを1粒ずつ食べる習慣があります。12粒のブドウは、その年の各月にもたらされる幸運をあらわします。ただ、幸運が訪れるのは、12回の鐘が鳴り終える前に12粒を全部口に入れることができた人だけです。

スペインのブドウを食べる習慣のように、アメリカには世界各地からやってきた新年を祝う伝統が浸透しています。そのいくつかを紹介します。

アルメニア

(© Shutterstock)

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アルメニアでは、「ガタ」と呼ばれるパイを家庭で焼きます。作り手は生地に幸運と健康を願う気持ちを練り込み、美味しいガタを作ります。新年のガタは特別に甘く作られます。

エストニア

(© Shutterstock)

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エストニアでは、新年を賑やかに迎えるのに、何を食べるかはさほど重要ではありません。エストニア国民の食べる量は圧巻です。大みそかの食事は、7回か9回、あるいは12回です。たくさん食べることで、新年に多くの食べ物に恵まれると言われています。

ドイツ

(© Shutterstock)

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ドイツでは、大みそかにジャムドーナツを食べる習慣があります。ただ、ドーナツの中にはジャムの代わりにマスタードを詰めたものもあり、それを食べた人は、その年の運気がダウンすると言われています。

フィリピン

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フィリピンでは、長い麺は長寿を、丸い果物は健康を意味します。このことから、新年のごちそうのメインは、麺料理と丸い果物がほとんどです。果物は12個出すのが伝統で、これは新しい年の各月を表しています。

皆さんの国では、何を食べて2022年を迎えますか?