結婚式での会話

(Masterfile)

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アンジェリカ:Doesn’t the bride look beautiful in that wedding dress?

(ウエディングドレスを着た新婦、とてもきれいじゃない?)

マリア:Yes. She looks amazing. And the groom is so romantic. I just heard the story of how they got engaged! He proposed to her during a candlelight dinner in London. Did you know that was where they went to school?

(そうね。信じられないくらいきれい。それに新郎はとてもロマンチックな人なんですって。2人が婚約した経緯を今聞いたばかり。ロンドンでキャンドルライト・ディナーをしているときにプロポーズしたらしいわ。2人がロンドンの学校に通っていたことを知ってた?)

アンジェリカ:Oh? Wonderful. And the honeymoon! What a great idea! Most people just go to the beach for a week after they tie the knot. But they plan on heading to California and cruising the coast on their motorcycle.

(そうなの? すてき。そしてハネムーン! 素晴らしいアイデア! ほとんどの人は結婚したら1週間くらいビーチに行くだけなのに、2人はカリフォルニアに行って、海岸沿いにオートバイでツーリングをするの)

マリア:Really! What a fantastic idea. This is by far the best wedding I’ve ever been to.

(本当に? 素晴らしいアイデアね。私が出席した最高の結婚式なのは間違いないわ)

語法の注釈

・Doesn’t…? 否定形で質問する場合、聞き手に期待しているのは「yes」という肯定の答え。このように、否定形で質問する場合は、実際に話されていることとは全く反対のことを表現する(つまり、新婦は本当にきれいだと伝えようとしている)。

・honeymoonの音節の強調に注意。「honeymoon」には3つの音節があり、最初の音節(HO-ney-moon)が強調されている。この内容語(注)は文化的に重要なので強調されている。新婚のカップルが行く旅行や休暇を意味する。

(注)「内容語」とは名詞、動詞、形容詞など文法的な機能はほとんど持たず、主として語い的意味を表す語。

・Tie the knotは「get married」(結婚する)の口語的表現。

この会話ではjustが2回使われている。副詞として使われるjustには2つの異なる用法がある。

A) ごく最近の過去を示す (I just heard the story)。justが時間を伝えるために使われる場合は、行為がすでに完了しているため通常は単純過去動詞と共に用いられる。「He’s just finished writing a book」(彼は本を書き終えたばかりだ)のように、現在完了形で使われる場合もある。

B) 対照や強調を示す(Most people just go to the beach)。この場合、「just」は「simply」に置き換えることができ、関係する語(動詞、形容詞、他の副詞)を強調して対照を示す。次の2文を比較してみよう。

「They just got married yesterday」(2人は昨日結婚したばかりだ)―時間の副詞。

「The wedding reception was just wonderful」(結婚披露宴は本当に素晴らしかった)―強調の副詞。

*この日本語文書は国務省の国際情報プログラム課により運営されているウェブサイト「シェアアメリカ(ShareAmerica)」に掲載された記事(2014年12月25日)の参考のための仮翻訳で、正文は英文です。オリジナルの英文はこちら:https://share.america.gov/everyday-conversations-weddings/