毎年2月2日、ペンシルベニア州パンクサトーニーの住人たちは、朝早くから、かわいいお天気占い師「パンクサトーニーのフィル」を一目見るためにこぞって集まってきます。フィル君はグラウンドホッグ、リスの一種です。この日、冬眠から目覚めたグラウンドホッグがどのような行動をとるかで、それから先の天気が分かるという伝説があるのです。グラウンドホッグが巣穴から出てきたときに自分の影を見て驚き巣穴に戻ったら、その先さらに6週間冬が続き、影を見ずに外にとどまっていたら、春の到来が近いとされています。

Groundhog Club handler John Griffiths holds Punxsutawney Phil, the weather prognosticating groundhog, during the 126th celebration of Groundhog Day on Gobbler's Knob in Punxsutawney, Pa. Thursday, Feb. 2, 2012. Phil saw his shadow, forecasting six more weeks of winter weather. (AP Photo/Gene J. Puskar)

この写真は、シルクハットをかぶって正装している地元のグラウンドホッグ・クラブの人々が、お告げを伝えるために小屋から出てきたフィル君を取り囲んで喜んでいるところです。

グラウンドホッグによるお天気占いは、1887年に小さな集会として始まりましたが、現在では1万人を超える人々が集まり、ジャーナリストも参加します。Twitter、Facebook、ブログやウェブニュースなど、あらゆるメディアから注目されています。このように、グラウンドホッグデーは多くの人が楽しんでいる行事です。

さて今年、フィル君は影を見るでしょうか?