日本語でも英語でも「青色」にはいろんな意味があるよね。「青二才」は若くて未熟って意味だし、憂鬱なときの「ブルーな気分」はポピュラーな表現。でも「blue blood」みたいに、直訳とはぜんぜん違う意味の表現もあるんだ。今回は、イメージからはちょっと意味が想像しにくい「blue」に関するイディオムを5つ紹介するよ! みんなはいくつ知ってるかな〜?

Bolt from the blue

Definition: 青天のへきれき、寝耳に水

Example: "Her resignation came as a bolt from the blue because she had given no warning that she was thinking of quitting."  

彼女の辞職は青天のへきれきだったよ。辞める素振りなんてぜんぜんなかったし。

Explanation: 予想外のことが起きることを、「青天のへきれき」って言うよね。同じこと表現するとき、英語でも「blue」を使うんだ! 「Bolt」には「思いがけない知らせ」という意味があることを知っていると、イディオムの意味をイメージしやすいよね★ 動詞の「come」とセットで使われることが多くて、「come as/like a bolt from the blue」で「何の前触れもなく突然やって来る」という意味になるんだ!

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Talk a blue streak

Definition: 早口で延々と話す、とうとうと語る

Example: "My boss gets so excited about new product ideas that he talks a blue streak and I can’t follow his thinking."  

上司は新製品のアイデアにすごく興奮してて、そのことを早口で語りまくるんだ。彼にはついていけないよ。

Explanation:「streak」という単語には「猛スピードで走る」という意味があるんだ。この様子が「早口で何かを話す」ことに結びついているんだね。ちなみに「blue streak」は「早口の人」という名詞句。こちらも合わせて覚えよう♪

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Blue blood

Definition: 名門出身の人、貴族の血筋

Example: "The governor is a blue blood, so of course he doesn't understand ordinary people’s concerns."  

知事は上流階級出身だから、庶民の問題なんてもちろん理解してないよ。

Explanation: 直訳すると「青い血」だけど、これは血じゃなくて「青い血管」を指しているんだよ★ 一説によると、15世紀ごろのヨーロッパでは、人々(主に白人)にとって自分たちの白い肌から透けて見える青い血管が、高貴な血筋を示す象徴だったんだって。これが転じて今では、貴族とか上流階級出身という意味で使われるようになったんだ。

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Feel blue

Definition: 気分がめいる、憂鬱になる

Example: "I’ve been feeling blue recently, but I think it’s just because of this miserable weather we’ve been having."  

最近気分が落ち込んでいるんだけど、このひどい天気のせいだと思うんだよね。

Explanation: これは分かりやすいかな。「ブルーな気分」は、よく耳にするフレーズだよね。「憂鬱な気持ち」を表現するときにネイティブがよく使う表現なんだ。「Feel down」と同じ意味だよ。

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Blue in the face

Definition: 疲れ果てるまでとことんやり尽くす、精根尽き果てる

Example: "You can try to persuade me until you're blue in the face, but I refuse to go to out for dinner with your annoying friends."  

力尽きるまで僕を説得してみなよ。でも、君のうっとうしい友達とはディナーに行かないからね。

Explanation: くたくたになって顔が真っ青になるまで何かをやり尽くすイメージ。ほとんどの場合、「努力が無駄に終わる」という状況で使われるんだ! 例文の場合だと、「いくら説得しても無駄」というニュアンスが出てるよね。使う際はシチュエーションに注意しよう。

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