ポップスとかジャズとか、いろんなジャンルの音楽があふれているアメリカ。ダンスやミュージカルも盛んだよね。でも街中だけじゃなくて、イディオムの中にも音楽はあふれているんだ! アメリカ人の音楽好きを反映してるせいかもしれないね。例えば「for a song」っていう表現。「歌のために」じゃなくて、「格安で」という意味で使われるんだ。ちょっと意外だよね。今回は音楽に関するイディオムのPart 2。ネイティブ感がアップするフレーズを5つ紹介します♪

Off-beat

Definition: 風変わりな、普通とは異なる

Example: "He has such an off-beat sense of humor that nobody ever laughs at his jokes."  

彼のユーモアのセンスは独特だから、誰も彼のジョークじゃ笑わないよ。

Explanation: 音楽用語の「off-beat」は、4拍子の第2拍と第4拍を強拍にすること。本来は第1拍と第3拍にアクセントを置くから、通常とは逆の面白い効果が生まれるんだ。ここから転じて「普通とは異なる」って意味で使われるようになったんだ。もちろん奇妙な様子を表すこともできるんだけど、「型破りな」というポジティブな意味でも使われるよ。ぜひ覚えておきたいフレーズだね♪

Tune out

Definition: 無視する

Example: "I tuned out when the speaker started quoting statistics."  

演説者が統計を引用し始めた時、私をそれを無視して聞かなかった。

Explanation: 「Tune」は動詞で、「(楽器)を調律する」とか「(ラジオの周波数)を合わせる」などの意味があるんだ。何かに合わせたり調整したりするという意味の動詞に「out」が付くと、今まで合わせていたものを外すってイメージになるよね。だから「Tune out」は、「他のチャンネルに変える」とか「雑音を消す」などの意味になるんだけど、カジュアルな会話では「無視する」っていう意味で使われるんだ★

(Shutterstock)

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All that jazz

Definition: 〜などなど、〜とかいろいろ

Example: "The movie was filled with action scenes and special effects and all that jazz."  

この映画にはアクションシーンや特殊効果など、いろいろなものが詰まっていた。

Explanation: いろんな例を挙げて最後に「....etc.」って書くことがあるよね。このフレーズは、その使い方と同じなんだ。「Jazz」っていう単語が入ってるのが面白いよね。会話ではよく「and things like that」が使われるけど、いつも同じ表現じゃつまらないよね。そんなときはこのイディオムを思い出してぜひ使ってみて!

Tune up

Definition:(楽器などを)調律する、(機械などを)調整する

Example: "I need to ask a mechanic to tune up my car."  

整備士に車の調整を頼まなくちゃ。

Explanation: これは意味が想像しやすいかな?「チューンアップ」という単語として、日本語の会話でも使われるよね。楽器や機械以外にも、「tune up」する対象はたくさんあるよ。例えば「tune up one's system」は、体の調子を整えるって意味になるんだ。日常のいろんな場面で使えそうなフレーズだよね★

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Face the music

Definition: 自分の言動の報いを受ける、批判を受け入れる

Example: "Jimmy broke his neighbor’s window with a baseball. Now he needs to face the music."  

ジミーは野球ボールで隣家の窓ガラスを割ってしまった。彼は今その責任を取らなければならない。

Explanation: 意味を知らないと、楽しそうに聞こえちゃうのがこのイディオム。だって直訳すると、「音楽に顔を向ける」だしね。でも実は、「自分のしたことに対して(好ましくない)結果を受け止める」って意味なんだ。ちょっと意外? 比較的簡単な単語の組み合わせで、思いもよらない意味になるイディオムのいい例だよね。海外ドラマや洋楽などで耳にする表現だから、気をつけて聞いてみて♪