英語を勉強していたら必ず出会う表現「it’s raining cats and dogs」。猫や犬が空から降ってくるわけじゃなくて、土砂降りの雨の意味になるのは知ってるよね。でも、天気に関する単語を使った表現でも、別の意味になることも多いんだ。今日はアメリカ人がよく使う天気に関するイディオムを5つ紹介します。どれも日常的に使われるから、覚えてどんどん使ってね♪

Break the ice

Definition: 口火を切る、打ち解けるため最初にコミュニケーションをとる、場を和やかにする

Example: “It can be difficult to break the ice at formal events.”  

公の場で会話を始めるのって難しいときがあるよね。

Explanation: イメージはカッチカチの氷を砕いて進む船!初めての人に会うときって、緊張で氷のようにカッチカチになっちゃうよね。そんなときは、自分から一歩踏み出してその氷を割ってみて。ミーティングで誰も質問しないときにも使えるよ。「質問ありませんか?」で、その場の全員が「シーン」。そんなときは勇気を出して、”Break the ice”だよ♪ 最初に発言してみよう!

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Brainstorm

Definition: アイデアを出し合う、話し合う

Example: “Before we began writing, our teacher asked us to brainstorm topics for our essays.”  

書き始める前に、エッセイのトピックを話し合うように先生が言ってたよ。

Explanation: 直訳すると「脳の嵐」。つまりこの言葉は、みんなが脳(アイデア)を持ち寄ると、嵐(ひらめき)が起こるっていう比喩から生まれた言葉なんだ。ひらめきを嵐に例えるところが斬新だよね。アメリカの学校や職場では本当によく使われる表現。会議で自由にアイデアを出し合うときは、ぜひ使ってみてね。名詞形はBrainstorming。これもよく使われるよ。

Rain on (someone’s) parade

Definition: (誰かの良い気分を)台無しにする、水を差す

Example: “I’m in a great mood, so don’t rain on my parade!”  

今とっても気分がいいんだ!だから絶対に水差すようなことはしないでね!

Explanation: これはイメージしやすいかな? 「パレードの日に雨が降ったら台無し」っていうことから派生してできた表現で、誰かのいい気分を台無しにしたり、ムードに水を差したりって意味。やっぱりパレードは、青空の下で思いっきり楽しみたいよね。"Don't Rain on My Parade"というミュージカルソングも有名だよね♪

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Take (something) by storm

Definition: あっという間に有名になる、人やものを圧倒する

Example: “The Beatles took the world by storm in the 1960s.”  

ビートルズは1960年代に世界を席巻した。

Explanation: 文字通り「旋風を巻き起こす」っていう表現だよ。話題の映画が公開される前に、英語の宣伝でよく目にするキャッチフレーズがこれ「take the world by storm」。今度気になる映画が公開される時、この言葉が使われているかどうかチェックしてみて!

When it rains, it pours

Definition: 降れば土砂降り、悪いことが起こると立て続けに続く

Example: “Yesterday, my girlfriend broke up with me. Today, my car broke down on the way to work, and then my boss fired me. When it rains, it pours.”  

昨日は彼女と別れて、今日は仕事に行く途中に車が故障。しかもそれでボスにクビにされてさ… 泣きっ面に蜂って、このことだよ。

Explanation: 「雨はなかなか降らないけど、降ったと思えば土砂降り」ということから、不運がまとめてやってきたときに使う表現。”Pour”はコップに水を注ぐときによく使う単語だけど、”rain”と一緒に使うと、激しく降るって意味。日本のことわざにある、「泣きっ面に蜂」や「踏んだり蹴ったり」と同じだね☆

(amira_a/Flickr)