第114米国連邦議会が1月6日、2年の会期で招集された。2014年11月の中間選挙の結果を受け、上下両院とも共和党が多数派となっている。共和党は下院の435議席中246議席を獲得し、同院で1947年以来最大の議席数を占めている。

米国の有権者はしばしば、大統領の出身政党と連邦議会で主導権を握る政党が異なる、分裂した政府を選択する。米国政府の行き詰まりに不満を漏らす者もいるが、米国の有権者は時折、1つの政党が行政府と立法府の両方を支配するのを嫌う傾向を示す。だから大統領が属す政党は中間選挙ではしばしば議席を失う。

今回の新しい議会は予想以上に多様である。

  • 女性議員の数は過去最多の104人。
  • 女性下院議員の1人、30歳のエリース・ステファニクはこれまでで最年少の女性下院議員であり、ミア・ラブはアフリカ系女性として初めて共和党から下院議員に選ばれた。
  • アフリカ系米国人が民主、共和両党から上下両院のいずれにも選出されたのはこれが初めてであり、下院で44議席、上院で2議席を占めている。
  • 第114連邦議会には、ヒスパニック系の議員が37人(下院に34人、上院に3人)、アジア系米国人が10人、米国先住民が2人いる。

上下両院で共和党が主導権を握るということは、共和党の指導者たちと各委員会の委員長が審理する議題や、どの法案を委員会から提出するかを決めるということを意味する。

新しい連邦議会は、前回の第113連邦議会で論議を呼んだ移民制度改革、気候変動、貿易促進権限などの問題でオバマ大統領との妥協点を探る。

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*この日本語文書は国務省の国際情報プログラム課により運営されているウェブサイト「シェアアメリカ(ShareAmerica)」に掲載された記事(2015年1月7日)の参考のための仮翻訳で、正文は英文です。
オリジナルの英文はこちら:https://share.america.gov/meet-114th-congress/