今週、皆さんは、地球、いえ宇宙で最大規模の宇宙関連イベントに参加できます。

「世界宇宙週間」(10月4~10日)を記念して、ケニアのナイロビから日本の名古屋まで、世界各国の都市で、宇宙関連イベントが多数開催されます。

世界宇宙週間は1999年に国連が定めたもので、2007年以降、200万以上の人たちが参加しています。しかし、今年は特別です。というのも、2017年は宇宙探査で記念すべき年となっているからです。以下がその一例です。

  • 米国航空宇宙局(NASA)、欧州宇宙機関(ESA)およびイタリア宇宙機関の共同プロジェクである土星探査機「カッシーニ」の、足掛け20年、総移動距離80億キロメートルにおよぶ発見の旅が、歴史に残る「グランドフィナーレ」を迎えた。
  • 火星に降り立つ初の人類になる可能性がある宇宙飛行士候補者の最新名簿をNASAが発表した。
  • グーグルが主催する「ルナーXプライズ」では、民間資金による月面探査成功一番乗りの座を狙って、インド、日本、イスラエルなどのチームが競い合っています。

トランプ大統領は「宇宙探査でのリーダーシップという米国が誇る伝統を復活させる」ことを約束し、6月30日、国家宇宙評議会を復活させる大統領令に署名しました。大統領はこれに際し、「宇宙探査は、米国の国家としての特性にとって重要なだけでなく、わが国の経済および安全保障にとっても不可欠だ」と語っています。