レノア・アドキンス

もしあなたがアメリカの大学に留学したら、できるだけ多くのインターンシップに参加し、上司や同僚たちによい印象を残すようにしましょう。この人たちがあなたを将来の就職先へと導いてくれるかもしれません。

こうアドバイスするのは、エクアドルの首都グアヤキルにあるEducationUSA事務所で留学カウンセラーを務めるベレン・ロブレスさん。

ロブレスさんはアメリカの大学事情に精通しています。

彼女は2015年5月9日、インディアナ州のエバンズビル大学を卒業。ビジネスと経済学を専攻し、副専攻は政治学でした。卒業から2日後、グアヤキルのEducationUSA事務所に留学カウンセラーとして就職し、現在はアメリカに留学したい学生に大学への出願方法や留学を成功させるコツを教えています。

ロブレスさんがアメリカの大学に進んだのは、良い教育を受けてエクアドルの故郷に貢献したかったからと言います。

「当時の私の夢は、エクアドル大統領になることでした。だからそれに向かってあらゆる準備をしたかったのです。政治は変化を生み出す手段だと考えていました」。今ではカロンデレト宮殿(大統領府)への関心はなくなりましたが、誰かの力になりたいという情熱を失ったわけではありません。

2019年7月、キトのバイナショナル・センターで開催された留学セミナーの参加者たち (© Luis Gorotiza)

2019年7月、キトのバイナショナル・センターで開催された留学セミナーの参加者たち (© Luis Gorotiza)

エバンズビルでの大学生活はとても楽しく、キャンパスではアフリカや中東、そして南米の他の地域から来た留学生と知り合うこともできました。学校を離れず世界一周旅行に出かけたようだった言います。

彼女はエバンズビル大学に入学する前、現地の公立高校と大学を視察しました。このためアメリカの教育制度についてある程度知るようになりました。今では留学経験者として、アメリカ留学に興味のある学生に次のようなアドバイスを伝えています。

  1. アメリカの大学は専攻を決める前に比較的自由に授業を履修することができます。このことをぜひ活用しましょう。これは知性を育み、また専攻を1つに絞る前にさまざまな分野を勉強する機会を与えてくれます。いろんな分野にチャレンジすることができるので、自分が熱中できる分野を見つけることができます。
  2. 自分の担当教授を知ろう。もし成績が下がったり授業を欠席するようになれば、教授はあなたが個人的な悩み(例えばホームシックなど)を抱えているのではと思い、罰則を科すことなく必要なサポートを提供してくれます。「教授はあなたが真面目な生徒であり、悩みを抱えていることをわかっています」
  3. 健康でいること。キャンパス内でスポーツをする、ジムに行く、また体育の授業をとる。特に食堂では、目に入るもの全てを食べてしまいたいという衝動に負けないようにしましょう! バランスの取れた食事をとらないと、病気になり勉強に集中できなくなります。

アメリカ留学に関する情報は、EducationUSAにアクセスしてください。

バナーイメージ:2019年9月、エクアドルのテレビ番組に出演したEducationUSAの留学カウンセラー、ベレン・ロブレスさん(左)