「あなたのアイディアが社会を変える!」
TACアントレプレナーシップ・フェア

東京アメリカンセンター(TAC)は2010年8月26日、都内のコンラッドホテルでアントレプレナーシップ・フェア「myIdea.Inc」を開催した(www.myidea-inc.com)。オープニングセッションではアン・カンバラ・TAC館長がジョン・ルース駐日米国大使から話を聞いた。大使はカリフォルニア州シリコンバレーでの弁護士としての経験に基づき、個人が持つ夢の実現と経済成長への貢献に起業家精神がいかに重要かを語った。その他ネットワーク・フォー・ティーチング・アントレプレナーシップ(NFTE)副理事長のニーラム・パテル氏、ゴルフダイジェスト・オンライン代表取締役代表の石坂信也氏、イー・ウーマン代表取締役社長の佐々木かをり氏などが参加し、起業に関する体験談、若者、特に専門的な職業に従事する若い人々にとっての起業家精神の重要性を語った。この催しには500人以上が参加し、一流の起業家の話を聞いて起業家精神の経済的重要性を学び、ベンチャー企業や社会事業を始める際のヒントを得た。また講演者や「アントレプレナーシップ・マルチプライヤー」(起業家精神を普及させる人々)など、現在そして未来の起業家たちとネットワークを作った。このイベントを紹介するミニビデオ(1分14秒)はこちらで視聴可能。

女性の参画を強化
APEC女性起業家サミット

APEC中小企業大臣会合に先立ち、2010年10月1日岐阜市において日米共催の女性起業家サミットが開催され、21のAPEC参加国・地域の女性が参加した。メラン・バービアー国際女性問題担当大使が米国代表団を率い、ヒラリー・クリントン国務長官がビデオメッセージで開会の挨拶をした。パネルディスカッションでは、ルース大使が参加者にイノベーションと起業家精神について自らの考えを語り、女性による起業への積極的な参加を呼びかけ、イノベーションの効果を最大化する鍵は多様性であると強調した。分科会は女性起業家同士が意見を交換し、ビジネスのための手段・方法を強化し、市場、ネットワーク、金融サービス、技術、教育にアクセスする新たな方法を知る場となった。政府高官や財界指導者によるパネルディスカッションやインタビューなども開催された。著名な女性参加者へのインタビューのハイライトビデオ(3分41秒)はこちらで視聴可能。

持続可能な発展
横浜市主催のシンポジウム

 2010年11月11日、横浜市は「女性の社会進出が支える持続可能な発展」と題したAPEC記念シンポジウムを開催した。テーマは「環境と経済の調和」、「先進国と発展途上国の連携」、「次世代への継承」とし、参議院議員で元外務大臣の川口順子氏をモデレーターに迎え、持続可能な社会における女性の役割についてパネルディスカッションがあった。このプログラムにはルース大使夫人のスーザン・ルース氏、林文子横浜市長、日産自動車の星野朝子執行役員が出席し、横浜の大学生も多数参加した。ヒラリー・クリントン国務長官が林市長とシンポジウム参加者に寄せたビデオメッセージ(1分20秒)はこちらで視聴可能。