ノエラニ・カーシュナー

月に向かう宇宙飛行士ミッションとして新たに発表されたアルテミスチームのメンバーは、米国の多様性と幅広い機会を反映しています。発表された20人近くの宇宙飛行士のうち、半分は女性と有色人種から選ばれました。

米航空宇宙局(NASA)は、今回18人のエリート宇宙飛行士をアルテミスチームに選出したと発表しました。全員が既存の宇宙飛行士団出身です。

比較的経験の浅い宇宙飛行士から、経験豊富で記録破りの宇宙のベテランまで、選出された宇宙飛行士の経験はさまざまです。

ステファニー・ウィルソンは1996年からNASAの宇宙飛行士で、アフリカ系アメリカ人宇宙飛行士の中で最長宇宙滞在時間の記録保持者です。そして、クリスティーナ・ハンモック・コックは、単独宇宙飛行328日の連続宇宙滞在日数と6回の船外活動という女性最長記録を達成しました。

宇宙飛行士ジョナサン・キム博士。2020年9月8日、ヒューストンのNASAジョンソン宇宙センターにて (NASA/Bill Ingalls)

宇宙飛行士ジョナサン・キム博士。2020年9月8日、ヒューストンのNASAジョンソン宇宙センターにて (NASA/Bill Ingalls)

移民の子もいます。ジョナサン・「ジョニー」・キム博士の両親は1980年代初めに韓国からロサンゼルスに移住しました。高校卒業後にキムは米海軍に入隊し、米軍トップの精鋭部隊の1つネイビーシールズに入隊しました。2016年にはハーバード大学で医学博士号を取得し、1年後NASAに入りました。

「私たちは夢を追い求めます。そしてそれを行動に移します」。新たにアルテミス宇宙飛行士の1人に選ばれたアン・マクレインは12月9日の式典でこう述べました。「ドアは開かれています。私たちに続いてください」

米国による最後の月面ミッションから48年が経ちました。NASAは現在、2024年までに月または月周回軌道にアルテミス宇宙飛行士を打ち上げる準備をしています。

NASAによると、アルテミス宇宙飛行士は、打ち上げに向け来るべき月面ミッションの準備に一役買います。来年以降、アルテミスチームはNASAの民間パートナーと協力し、月面有人着陸システムを開発し、訓練計画の立案や技術設備の建設に取り組みます。

バナーイメージ:2020年12月9日、フロリダのケネディ宇宙センターで開催された国家宇宙評議会の会議で紹介されたNASAの宇宙飛行士。(左から)ジェシカ・メイヤー、ジョセフ・アカバ、アン・マクレイン、マシュー・ドミニク、ジェシカ・ワトキンス。5人は、月面とその周辺を探査するアルテミス計画初期段階のミッションに選出された18人の宇宙飛行士からなる初期チームのメンバー (NASA/Kim Shiflett)