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アメリカは世界各地にいる難民が安心して、自らの意思で母国に帰れるように国際的支援を主導しています。また長きにわたり、迫害や紛争から逃れてきた人たちに支援の手を差し伸べてきました。

アメリカに渡ってきた多くの難民のうち、後にアメリカ人として偉大な足跡を残した人たちを紹介します。

(© Bill O’Leary/The Washington Post/Getty Images)

(© Bill O’Leary/The Washington Post/Getty Images)

マデレーン・オルブライトは1997年、アメリカ初の女性国務長官に就任したチェコ出身の難民です。外交官の家に生まれたオルブライトは、第2次世界大戦中、家族と一緒にチェコスロバキアを離れ、イギリスへと亡命しました。ナチスドイツが敗北した後に祖国に戻りましたが、チェコで共産党政権が誕生したため、1948年にアメリカに移住しました。エリス島に上陸した時は11歳でした。

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(© Jeff Chiu/AP Images)

(© Jeff Chiu/AP Images)

グーグルの共同創業者セルゲイ・ブリンは、ソ連で拡大する反ユダヤ主義から逃れるため、6歳の時に家族と共にアメリカへと移住しました。

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(© Jessica Rinaldi/The Boston Globe/Getty Images)

(© Jessica Rinaldi/The Boston Globe/Getty Images)

ヘンリー・キッシンジャー元国務長官は、ナチスドイツから逃れるため、1938年に家族と共にニューヨークへ移住しました。彼は英語を勉強しながら町工場で働き、家族を養っていました。アメリカ国籍を取得した後米軍に入隊し、第2次世界大戦中に歩兵、そして諜報員として働きました。

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(© Ron Schwane/AP Images)

(© Ron Schwane/AP Images)

作家のルオン・ウンは、祖国カンボジアのクメール・ルージュ政権下での飢餓、強制労働、病気、大量虐殺を生き抜き、10歳の時にアメリカに難民としてやってきました。両親、姉と妹、そして少なくとも20人の親族がクメール・ルージュの犠牲となりました。

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(© Sophie Bassouls/Sygma/Getty Images)

(© Sophie Bassouls/Sygma/Getty Images)

キューバ出身の小説家のレイナルド・アレナスは、同性愛者であることから祖国で作品の出版が禁止され、フィデル・カストロ政権から迫害を受けていました。彼は1980年、大量のキューバ人が亡命したマリエル事件の時に、キューバからアメリカに移住しました。

バナーイメージ: 23歳のサヒヤ・ハリドは、メイン州ルイストン市議会議員に選ばれた初のソマリア系アメリカ人。幼い頃に難民として米国に亡命 (© Michele Stapleton)