世界中の起業活動を調査するグローバル・アントレプレナーシップ・モニター(GEM)の報告によると、2012年に起業した、あるいはすでに新たな事業を経営していた女性の数は、推定1億2600万人にのぼる。新規事業のアイデアがあるなら、インターネットで検索してみよう。ビジネスウーマンや他の起業家へのアドバイスが信じられないくらいたくさん見つかる。

  • ファスト・カンパニー誌は、アメリカで成功したビジネスウーマンが頂点に登り詰めるまでに受けた最高のアドバイスと最悪のアドバイスを紹介している。フィットネス企業の創業者からフェイスブックの製品管理担当者まで、さまざまな女性の示唆に富む話を読むことができる。
  • ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、ビジネス構築で成功するチャンスを妨げかねないアドバイスについて警告する。
  • フェイスブック幹部のシェリル・サンドバーグは、自分で事業を始める女性と、伝統的な大企業でキャリアをスタートさせる女性の双方に役に立つ考えを紹介する。

これらの貴重な情報をまとめると、会社を成長させたいと思うあらゆる起業家にとって成功への指針となる。実際ファスト・カンパニー誌によると、最も業績の好調な企業では2000年代に成人を迎える2000年世代と女性が責任ある立場にある。調査対象となった組織の中で、財務実績で上位20パーセントに入る企業では、他社のほぼ2倍の女性が指導的役割を果たしており、こうした役割を担う将来性のある女性が他社よりも多かった。

つまり、多様なジェンダー構成が成果を上げている。

女性が所有し経営する何百万社もの企業が、今後5年間で少なくとも従業員を6人増員するGEMは予測する。すでに推定4800万人の女性起業家と6400万人の女性事業主が雇用主となっている。

女性が事業主の会社と女性起業家が、現在の世界市場で極めて重要な役割を果たしていることは明らかだ。職場において女性は、自分たちに見合う給与と責任を要求する権利を持っていると考えるべきだ。女性を育て、女性が成功する環境をつくり出せば、新たな雇用を創出し、経済を発展させて全ての人たちにとってプラスになる。

*この日本語文書は国務省の国際情報プログラム課により運営されているウェブサイト「シェアアメリカ(ShareAmerica)」に掲載された記事(2014年10月6日)の参考のための仮翻訳で、正文は英文です。オリジナルの英文はこちら:https://share.america.gov/advice-for-businesswomen-good-and-bad/