「ある日、目が覚めると、我々は自分たちが文字通り変えてしまったことを知るだろう」。モーガン・フリーマンは、国連気候サミットで各国指導者向けに上映されたビデオの中でこのように語りかける。発信するメッセージはこれだ。「石炭、石油、天然ガスの使用により地球温暖化が加速するなか、我々は代替エネルギーを明日まで待つことはできない」

気候変動問題への関心を高めるため、他のハリウッドスターたちも立ち上がっている。キャメロン・ディアスはいち早く脱化石燃料に舵を切り、ハイブリッド車を運転する。彼女はアカデミー賞授賞式にトヨタのプリウスに乗って登場し、大きな話題をさらった。

ハイブリッド車を愛用するレオナルド・ディカプリオは、自ら温暖化問題をテーマとした映画を製作し、複数の環境団体の理事を務める。ブラッド・ピットはハリケーンで倒壊した家を環境にやさしい資材を使って建て直す団体を創設した。ハリソン・フォードは気候変動問題を扱うテレビ番組でインドネシアを訪れ、森林破壊の被害を視察した。

ハイブリッド車を運転するレオナルド・ディカプリオ (AP Images)

ハイブリッド車を運転するレオナルド・ディカプリオ (AP Images)

「知名度を生かして、人々の意欲を引き出し、グローバル社会を危機から救うことに貢献したい」と国連環境計画親善大使を務めるドン・チードルは語る。「環境問題が最優先課題でないことに驚いている。食料やきれいな空気よりも大切なものがあるのか」と疑問を投げかける。

あなたも変化をもたらすことができる。友達や家族と健康リスクや農業への脅威など温暖化がもたらす危険性について話そう。自宅でも外でも使える再生可能エネルギーについて学ぼう。ごみの再利用や自転車通勤など小さな行動が気候変動への取り組みの力となる。

*この日本語文書は国務省の国際情報プログラム課により運営されているウェブサイト「シェアアメリカ(ShareAmerica)」に掲載された記事(2014年10月14日)の参考のための仮翻訳で、正文は英文です。オリジナルの英文はこちら:https://share.america.gov/celebrities-join-fight-climate-change/