カナダからアメリカのニューメキシコ州まで約5000キロ続く巨大なロッキー山脈の中で、最も標高の高い部分に位置するコロラド州。最高峰の標高4401メートルのエルバート山を筆頭に、コロラドロッキーには富士山よりも高い山が700以上もあります。雄大な山々が織りなす絶景は、季節によってその表情を変化させます。特に、高山植物が咲きほこる夏、そして山々が黄金色に色づく秋の美しさは格別です。ここではコロラドを代表する絶景の観光スポット2ヵ所と、そこで楽しむハイキングコースをご紹介します。
コロラドロッキーの秘宝・マルーンベルズ
コロラドロッキーには、バラエティー豊かな景観が楽しめる場所が数多くありますが、マルーンベルズは特筆に値します。マルーンベルズは標高4317メートルの山で、スキーリゾートとしても名高いアスペン・スノーマスにあります。ふもとにあるマルーン湖と背景にそびえるマルーンベルズの景色は、コロラドを代表する絶景です。多くの観光客が訪れる大人気の観光スポットで、マルーン湖畔を歩く平坦なトレイルは初心者でも簡単にハイキングを楽しめます。おすすめはマルーン湖からスタートし、クレーター湖までの高低差183メートル、片道約3キロのコースです。標高約3088メートルのクレーター湖までアスペンやスプルース(トウヒ)の林の中を歩くコースで、夏にはコロラド州の州花コロンバインをはじめとする色とりどりのワイルドフラワー、秋にはアスペンの木々が黄葉する様を楽しめます。

マルーン湖周辺のワイルドフラワー (©Osamu Hoshino)
ロッキーマウンテン公園のツンドラ地帯と美しい湖を歩く
全米の国立公園の中で3番目に訪問者が多いロッキーマウンテン国立公園(2015年国立公園局の統計)は、州都デンバーから約2時間の場所にあります。公園内には、標高4346メートルのロングスピークを筆頭に、3700メートルを超える72の峰、150の湖や全長700キロを超える小川があります。標高3595メートルにあるアルパイン・ビジターセンターの周辺は、地下に1年中溶けることがない永久凍土が広がるツンドラ地帯で、短い夏には、表面付近の土壌が溶け、コケや地衣類、低い草本類など、独特の植生が観察できます。また、公園の東ゲートから南西方向にあるベア湖周辺は、観光客に人気の高いエリアです。ベア湖では、1周約1キロの平坦なコースでハイキングを楽しむことができます。ベア湖からさらに足を延ばすと、ニンフ湖、ドリーム湖、そしてエメラルド湖と4つの湖を訪れる片道約3キロのハイキングコースへとつながります。ニンフ湖とドリーム湖からは、ロッキーマウンテン国立公園のシンボルでもあるハレットピークを望む、美しい景色を見ることができます。またエメラルド湖では、その名の通り、美しくエメラルド色に輝く湖をご覧いただけます。
コロラドロッキーで大自然の壮大なスケール感をぜひご体感ください。
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