スザンヌ・マスト

NASAの宇宙飛行士クリスティーナ・コックさんが、再び宇宙で歴史的偉業を達成しました。

NASAによると、コックさんは12月28日、地球軌道を周回する国際宇宙ステーション(ISS)での滞在日数が289日となり、1回の宇宙飛行による女性の最長記録を打ち立てました。退役したISSの指揮官ペギー・ウィットソンさんによるこれまでの記録を更新したのです。

コックさんは10月にも、別の偉業を成し遂げています。仲間の宇宙飛行士ジェシカ・メイヤーさんと共に、史上初となる女性だけの宇宙船外活動を行ったのです。コックさんにとっては4度目の宇宙船外活動でした。

2月に地球に帰還する予定のコックさん。それまでに宇宙での滞在は300日を超えるだろうとNASAはみています。

コックさんはノースカロライナ州立大学を卒業しており、電気工学と物理学の学士号、電気工学の修士号を取得しています。

NASAによると、ウィットソンさんは依然として、5回の宇宙飛行で達成した宇宙滞在通算665日の米国最長記録を保持しています。

バナーイメージ:地球をバックに美しい「宇宙自撮り」。宇宙飛行士のクリスティーナ・コックさんが10月18日に撮影 (NASA)