5月29日、ビル・ハガティ駐日米国大使が横浜スタジアムのマウンドに登りました。横浜DeNAベイスターズ対東北楽天ゴールデンイーグルスの試合で始球式を務めたのです。
「素晴らしい夜になるでしょう」。マウンドに向かう前、大使は言いました。「とてもわくわくしています。ストライクゾーンに投げるのを期待していてください」
ハガティ大使は球場を眺め、日米野球外交の歴史を思い起こしていました。「とても親近感を感じます。野球外交のルーツは、ルー・ゲーリックやベーブ・ルースなど往年の選手たちが来日し、野球の魅力と彼らの素晴らしいプレーを大勢のファンに示した1934年までさかのぼります。選手たちは日本ツアーを楽しみ、現在家族と私が暮らす大使公邸も訪れました。アメリカが愛する娯楽、野球のエネルギーと興奮をたくさん日本に伝えました」
スポーツ外交は、文化や言葉の壁を越えて日米の若者を結びつける効果的な方法だ。ハガティ大使はそう考えています。「アメリカは幅広くスポーツ外交を行ってきました」と大使は言います。「今夜私たちは、横浜スタジアムで日米共通の野球愛をたたえています。先週はバンダービルト大学女子サッカー部が来日し、FC十文字VENTUSと親善試合を行いました。またアメリカPGAのシニアツアーが日本で行われ、そのラウンドを日米の多くの人たちが楽しみました。そしてもちろん、2020年には、我々全てが楽しみにしているオリンピックが開催されます」
ハガティ大使は長年にわたり、日米のあらゆるスポーツの熱心なファンです。しかし大谷翔平選手が、ピッチャーとバッターの二刀流でロサンゼルス・エンゼルスでデビューし、センセーションを巻き起こして以来、特にメジャーリーグ・ベースボールに関心を寄せてきました。「大谷選手のメジャーリーグ登場は、日本とアメリカ双方で大きな関心を呼びました。野球への愛情を共有する日米の深い友好関係を思い起こす出来事でした」
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