ローレン・モンセン

世界大学ランキングの上位10校のうち、アメリカの大学が8校を占めています。

タイムズ・ハイヤー・エデュケーション誌の世界大学ランキング2021年版は、「教育内容」、「研究」、「知識移転」、「国際力」に基づき世界のトップ校をランク付けしています。

今年はイギリスのオックスフォード大学が首位となりましたが、アメリカの大学も2位から5位、そして7位から10位に名を連ねました。

オックスフォード大学を先頭に、第2位スタンフォード大学、第3位ハーバード大学、第4位カリフォルニア工科大学、第5位マサチューセッツ工科大学(MIT)、第6位ケンブリッジ大学、第7位カリフォルニア大学バークレー校、第8位エール大学、第9位プリンストン大学、第10位シカゴ大学となっています。

世界の大学トップ10 (State Dept./S. Gemeny Wilkinson)

世界の大学トップ10 (State Dept./S. Gemeny Wilkinson)

カリフォルニア大学バークレー校は、昨年より6つ順位を上げました。

上位校にはSTEM(科学・技術・工学・数学)教育を重視するアメリカの大学が複数入っていますが、論文数に加え、書籍の出版や書籍内容の「被引用数」がランキング構成項目に含まれるようになったことから、人文系に力を入れている学校もランクインしています。実際に、伝統的にSTEMに特化している大学も包括的教育の価値を認識し、より多くのリソースを人文・芸術系プログラムに振り分けています。

ランキング上位に入ったスタンフォード(第2位)、ハーバード(第3位)、MIT(第5位)といった大学はSTEM分野に力をいれていますが、人文系項目でも高得点を取得しています。

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バナーイメージ:コロナ禍前のオープンキャンパスで、入学希望者とその家族に学生寮を案内するカリフォルニア大学バークレー校の学生 (© Ray Chavez/The Oakland Tribune/Alamy)