3月18~20日の日程でミシェル・オバマ大統領夫人が来日する。途上国の女子の教育機会を増やすために創設される「Let Girls Learn」イニシアチブでの日米協力の推進が目的だ。ファーストレディーとして初めて来日するミシェル夫人のあまり知られていない姿を紹介する。
ミシェル・オバマ大統領夫人は、この7年間絶えず世間に注目されてきた。アメリカでは特に、健康的な食習慣を提唱し、有機園芸を奨励し、軍人の家族や勤労者世帯の代わりに発言することで有名だ。しかしオバマ大統領が自らのよりどころとし、「私の支え」と呼ぶこの女性には、まだあまり知られていない点がたくさんある。
1.毎日90分の運動を欠かさない
ミシェル夫人は自分が提唱する健康的な食習慣とフィットネスを実践している。友人によると、彼女は「ローマ帝国時代の剣闘士、グラディエーターのように」運動する。朝4時半には起きてランニングマシーンで走り、ウエイトトレーニングをし、さらにキックボクシングなどの運動をする。トーク番組の司会者エレン・デジェネレスが腕立て伏せでミシェル夫人に挑戦したときの様子はこちら。
2.会社法専門の弁護士からの転身、社会奉仕の道へ
成績優秀だったミシェル夫人はプリンストン大学とハーバード大学法科大学院で学んだ後、米国を拠点とする会社法専門の法律事務所としては6番目に大手のシドリー・オースティン法律事務所に就職した。しかし1993年、彼女はその仕事を辞め、全米規模の社会奉仕プログラム「パブリック・アライズ」の シカゴ支部設立の一端を担った。ミシェル夫人は自らの転身の理由について「自分の人生だけではなく、周囲の人たちの人生も豊かにする力があると若い人たちに気付かせることほどやりがいのある仕事は他にあまりないから」と述べている。
3.健康的な食習慣の提唱と裏腹にフライドポテトが大好き
これは本当のこと。ミシェル夫人の友人で、現在オバマ大統領の上級顧問を務めるバレリー・ジャレットは2008年、ミシェル夫人がいけないとは思いつつ、ついフライドポテトを食べてしまうことを認め、このように語った。「出張に出て1日が長く感じた日には、どうやったらフライドポテトを食べられるか考え、自分たちがよくやったと思える日にはフライドポテトにチーズバーガーを加えます」
4.「女子会」の時間をつくる
ワシントンポスト紙は2013年、ミシェル・オバマがそれまでにワシントン市内の少なくとも46カ所の飲食店や娯楽施設に行ったと報じたが 、これは彼女ほどの有名人にはそれほど簡単なことではない。このような外出では多くの場合、母と妻の役割から離れ、女性の友人と一緒に過ごす。「女性の友人は私を元気にしてくれる。夫は素晴らしい人で私の真のパートナーだが、女性がお互いを理解し合うこともまた大切だ。女性が集まると自然に皆元気になる。私たちは支えあっているのだ。しかし友人との関係や自分自身への投資には時間がかかる」とミシェル夫人は語った。
5.バラクとの最初のデートは兄のバスケット審査の後
ミシェルが将来大統領になるバラクと出会ったのは1988年。彼は夏の間ミシェルが勤める法律事務所で働くインターンで、彼女はその指導役だった。彼がミシェルをデートに誘ったとき、彼女は2人がデートするのは不適切と考え、最初は断った。バラクが食い下がると、ミシェルは兄のクレイグ・ロビンソンに、まずバラクとバスケットボールの試合をするよう頼んだ。ロビンソンがスレート誌 に語ったところによると、それはバラクが良いプレーヤーかどうかを見るためではなく「ミシェルが父や私から、バスケットのプレーを見ればその人間について多くのことが分かると聞かされて育ったからだ」。ロビンソンは「バスケットボールによる評価では、バラクの性格に問題」は見つからなかったとミシェルに報告した。2人は交際を開始し、1992年に結婚した。
*この日本語文書は国務省の国際情報プログラム課により運営されているウェブサイト「シェアアメリカ(ShareAmerica)」に掲載された記事(2015年3月4日)の参考のための仮翻訳で、正文は英文です。オリジナルの英文はこちら:https://share.america.gov/five-little-known-facts-about-michelle-obama/
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