米国大使館・領事館が今回スポットライトを当てるのは、「コロナ禍でのペット」です。職員それぞれの心温まるペットストーリーと写真をお届けします。普段はあまり注目されないかもしれませんが、家族の一員としてかけがえのないペット。この困難なとき、彼らの無条件の愛と忠誠が、私たちを前向きな気持ちにしてくれるのです。ペット達に感謝! 

アリシア・エドワーズ(駐大阪・神戸米国総領事館)

私のペット「ヒサシ」です! 彼は四国犬とシェパードのハーフだと思います。私は2人の子どもたちと一緒に、彼をレスキューシェルターから引き取りました。私のテレワークと、子どもたちの遠隔学習が新たな日常となったとき、一緒に運動をしてくれる「フワフワ」の仲間が必要になったのです。彼は当時8カ月でした。ヒサシの成長を目にするのは本当に楽しく、訓練やボール遊び、そして手作りのごちそうを用意することも楽しんでいます。落ち込んだり、打ちのめされたり、不安な気持ちのときは、ただ彼をなでるのです。そうすると、気持ちが落ち着き、心のバランスが保てます。シェルターをサポートできるのもうれしく思います。総領事と領事館の同僚も、同じシェルターから「わんちゃん」を迎えたのです!

カレン・ スライター(在日米国大使館)

日本の美しい地方で、新鮮な空気を吸いながら馬と過ごすのは最高です! 私の11歳になる娘ステファニーは、馬の「デミ」に毎週乗っています。屋外のきれいな空気は最高ですし、日本のいろいろな場所も目にできます。そして、パンデミックの心配をせず、運動もできるのです。ステファニーのお気に入りは、「鞍」を使わない乗馬です。

リチャード・ロバーツ(在沖米国総領事館)

私のアパートには「ペット禁止」という厳しいルールがあります。少々のガーデニングはバルコニーで可能ですが、植物の常として心和むものの、彼らはとても静かです。ウィークデーは毎日一人で自宅からテレワークをし、週末のつきあいも避けなければいけない中、もう少し活発な仲間が欲しくなりました。そこでペットを迎えることに決めたのですが、静けさと存在感が両立し、色彩と動きを私の生活にもたらしてくれるものにしました。グッピーは仲間としては少々変わった選択かもしれませんが、スマートでエネルギッシュな小魚です。水槽内で仲間同士遊んだり、泳ぎ回ったりする彼らを見るのが大好きです。エサをあげるときは、自作の歌を歌いながらです。「ハロー、小魚ちゃん。ハロー、ハロー、ハロー、小魚ちゃん、ハロー♪」といった感じです。それを聞くと彼らは、水槽の水面までまっしぐらに寄ってきて、エサを待ちかねて興奮して泳ぎ回るのです。植物に歌いかけても、彼らはただじっとしているだけでしたが。

ミシェル “ミッシー” ポーリン(在日米国大使館)

「キャプテン・クッキー」は私のタイピングをヘルプするのが大好きです。彼がなぜそんなにラップトップに嫉妬しているのか分かりませんが、テレワークしているときにキーボードの上に乗っかり、私の手を叩きます。また、私の膝に乗ってきて、タイピングを邪魔したりするのです。彼のふわふわなしっぽは、よくビデオ会議に登場します。彼のおかげで、何時間も単調な時間が続くことはありません。立ち上がってラップトップから離れるよう私に求めてきますし、彼をなでるかブラッシングを始めるまで、私の椅子の隣に座り、前足でやさしく叩いてきます。彼はテレワークが大好きです。それは、彼にエサをあげてブラッシングする人がいるからです。そして、暖かいひざの上にも座れます。これが通常の勤務に戻ったら、彼はがっかりするかもしれませんね。 

松浦 佳子(在日米国大使館) 

イプードルの「アレハンドロ」です。とても大きくて、15ポンド(7キロ)もあります。フレンドリーで、お散歩が大好きなわんこです。私たちは、彼のことを「アレちゃん」と呼んでいます。 

緊急事態宣言の時は、子供達も外に出ることができず、本来ならストレスだらけの毎日だったと思いますが、アレちゃんのおかげで、家族全員がとても和やかに過ごせました。私が子供達と家の中で遊んでいると、「僕も、僕も!」という感じで、いつも私たちの上にのっかってきます。「頭をなでて!」と言わんばかりに、顔全体を私たちの手にすりよせてきて、みんなが笑顔になります 

在宅勤務中はいつも私の足元で寝ていて、仕事中も常に癒してくれます。(時々、電話や会議の時に吠えたりするのには、正直困りますが…) 

そんなアレハンドロは、我が家になくてはならない大切な家族です 

野口 樹里(在日米国大使館)

キャバリアキングチャールズスパニエルの「メイ」は、私の在宅勤務が大好きです。テレワークの日も、彼女は毎朝5時に私を起こしてくれます。それは、通勤するときに私が起床する時間だからです。コンピューターでタイプしているときに、お腹をなでるよう彼女は私をつつきます。そして私の靴下を盗んだり、私のカフェラテを飲んだり、ティッシュを箱から引っ張り出したり、テレビに4つ足の動物が映ると吠えたりするのが大好きです。なぜなら私の注意を引くことが出来るからです。このパンデミックに関して彼女が嫌いなことは、私の顔を舐めるのに邪魔で味がしない「マスク」と、私の手についた消毒薬の臭いだけでしょう。  

石井 典子(在日米国大使館)

6歳の黒柴犬「陸」です。パンデミックのためケーキ屋が開いていなくて、私たちのバースデーケーキは買えませんでしたが、陸のためには大きなバースデーケーキをオーダーメードで注文することができました。彼との毎日の散歩のお陰で、私たちにとっても良い運動になっています。 長く続いた梅雨の後、私たちは自然を楽しもうと長野へ出かけました。野尻湖ではゴンドラやフェリーボートに乗りました。安全に過ごしていれば、陸と一緒に何でも好きなことが出来ます!

キャサリン・クラインフェルター(在日米国大使館)

11歳の娘マッキンリーは、「ベーヴォ」という名のネコを飼っています。ベーヴォについて、彼女はこんなことを言うでしょう――彼は優しいけれど、少々手がかかります。以前は彼を怖いと思っていました。彼が遊ぼうとジャンプしてくると、引っかかれるのではないかと恐れたものです。コロナウイルスの影響で自宅学習となり、ストレスがたまりました。でも、私にはベーヴォがいました。彼は私の机に寝そべり、キーボードの上を歩いたりします。彼は素晴らしい仲間です。彼がそばにいてくれたので、オンライン授業を乗り切ることができました。私たちは今では親友です。

キャンディス・ チプーロ(在日米国大使館)

「ヘーゼル」を我が家に迎えたのは3月。子犬を探して1年間辛抱強く待ったあとのことでした。幸運なことに彼女を徳島のシェルターで見つけ、羽田空港で無事に引き取ることができました。ヘーゼルのおかげで、コロナ禍での家族のストレスと不安が大きく減りました。そして、いつも愛情と喜びの源となっています。ビデオ会議やオンライン学習、そしてテレワークの最中に、彼女は私たちの周りをうろうろしています。そして、新しくなったドッグパークで友達と遊ぶのが大好きです。まだあらゆるものを怖がっていますが、東京と私たち家族との暮らしにも次第に慣れてきたようです。

ジョン・テイラー(在福岡米国領事館)

「ゴマ」は生粋の「ネコ外交官」です。多くの人の世話のおかげで、ジンバブエ・ハラレにあるアメリカ大使館で幸せに過ごしていました。新しい大使館が完成したとき、旧大使館は引き渡され、彼女を連れて行くことはできませんでした。そこで、彼女を我が家に迎えることにしたのです。彼女への親切のつもりでしたが、逆に彼女こそが私たちにあふれんばかりの愛情をくれる存在なのだと今は感じています。コロナが流行し始めた頃は、自宅で長時間一緒に過ごしました。私のコンピューターの周りをよくうろうろしていたものです。再び出かけるようになると、帰宅するたびに彼女が玄関に迎えに来てくれるようになりました。その様子は、私たちが以前飼っていたほとんどのネコたちよりも、むしろイヌに近いものです。ゴマのおかげで、自宅で過ごす時間が喜ばしいものとなりました。

宮部 千恵(在日米国大使館)

我が家にはコマという猫がいます。普段はおとなしくお留守番をしているのですが、リモートワークが始まると、構って欲しくてキーボードの上に座り込むように… このままでは仕事にならない!そうだ、一緒に遊べるきょうだいがいたら良いかも?と思うようになりました。そんな時、保護猫団体が里親を募集していると知りました。早速問い合せて我が家に迎える事に。コマは初めての子猫に興味津々! 子猫はツナと名づけました。2匹合わせてコマツナです。 

多田 恵美香(在日米国大使館)

はるは14歳のパピヨンです。彼女はブリーダーの家で生まれて10年間、社会に出ることなくひっそりと生きていたので、今でもとても臆病で、他の犬やヒトと遊ぶのは得意ではありません。だから、コロナで外出の機会が激減して、ドッグランで過ごす時間も短くなりましたが、特にストレスは感じていないようです。むしろ私のテレワークで、24時間そばに「仲間」がいるようになった彼女は、以前よりも元気で、よく笑うようになりました。未来を心配せずにその時を全力で生きる姿を見せてくれる彼女は私の元気の源です。はるちゃんありがと! 

森 佳奈(在日米国大使館)

名前はもくめ、3歳になったばかりのウィペット犬です。今年からディスクドッグの競技を始めたのですが、コロナの影響で大会も中止になってしまいました。ちなみに、ディスクドッグとは、投げたディスクを犬が追いかけて地上や空中でキャッチして、得られたポイントで順位を争うアメリカ生まれのドッグスポーツです。なかなか練習も出来ない中で、家でのトレーニングを続けてみました。ディスクを使って投げて持ってこさせたり、一緒に遊んだり。家で過ごす時間が長くなりましたが、普段以上に愛犬とのコミュニケーションを図ることが出来て、いい気分転換にもなりました。

森 由紀子駐大阪・神戸米国総領事館)

テレワークという初めての経験。慣れないことが多いうえ、上司や同僚とも頻繁に会話ができず、さまざまな不安を抱えてのスタートでした。ただ、テレワークのおかげで、普段この2匹がどのような日常を過ごしているかをじっくり垣間見ることができました。そのジタバタぶりに不安でいっぱいだった私も破顔一笑です。飼い主が困っている時にはちゃんと助けてくれるなんて、日ごろからいい餌を与えている甲斐がありました!

この写真を見ると、ピーコのこんな声が聞こえるような気がします。「猫と小鳥を一緒に飼うことで、私がどれほど日々恐怖にさらされているか、この飼い主は全くわかってないのよね。普段はトムとジェリーみたいで、時々この黒いのに鳥籠をひっくり返されたりして命の危機を感じている私だけど、ソーシャル・ディスタンスを保ちましょうって言われると、なぜかくっつきたくなっちゃうのよね。今日はキスに応じてしまうなんて、私本当にどうかしてるわ。この新型コロナウイルスってのは、私の価値観を180度変えてくれたわね」