ノエラニ・カーシュナー

アントニー・ブリンケン国務長官は4月12日、ジーナ・アバクロンビーウィンスタンリー元マルタ大使を、米国務省初のダイバーシティおよびインクルージョン最高責任者に任命すると発表しました。

国務省は、国内外で人種的平等を支持しており、多様でインクルーシブな外交団を確保するためにこの役職が設けられました。

「多様性とインクルージョンは、我々の外交チームをより強く、より賢明に、よりクリエイティブに、より革新的にします」。発表に当たりブリンケン国務長官はこう述べました。「バイデン大統領が明らかにしたように、多様性、公平性、包摂性、アクセシビリティを優先することは、国家安全保障上の必須事項でもあります」

アバクロンビーウィンスタンリー大使には、30年以上の外交経験があります。大使は登用数が不当に少ないグループがそれぞれの役割において昇進するよう主導し、上級幹部を含めそれを実施しない人たちに責任を負わせます。大使は国務長官直属となります。

「我々国務省は、インクルージョンの分野でリーダーになるべきであり、なれると信じています」。彼女は発表の席でこう述べました。「実際に国務省職員には、多様性、公平性、インクルージョンの模範となる人材が揃っています」

バナーイメージ:アントニー・ブリンケン国務長官が、国務省初のダイバーシティおよびインクルージョン最高責任者の任命を発表した後にスピーチするジーナ・アバクロンビーウィンスタンリー元マルタ大使。2021年4月12日 (© Mandel Ngan/AP Images)