およそ8000万人の外国人観光客が2018年にアメリカを訪れました。渡航先で一番多かったのはニューヨーク州です。

同州で最も人気があるのはニューヨーク市ですが、ナイアガラの滝も人気の場所ですし、アディロンダックやキャッツキルの山岳地帯には静かで風光明媚な通りがあります。

どのような人たちがアメリカを訪れ、他にはどのような場所を訪れているのでしょうか?

A cyclist rides along the Hollywood Beach Broadwalk in Hollywood, Florida. (© Wilfredo Lee/AP Images)

フロリダ州ハリウッドビーチのブロードウォーク沿いを自転車で走る人 (© Wilfredo Lee/AP Images)

フロリダ州は「サンシャイン・ステート(陽光の州)」として知られ、外国人観光客にとって2番目に人気のある州です。マイアミビーチやエバーグレーズ国立公園、そしてディズニーワールドは、外国人観光客を引き付ける数ある観光スポットのいくつかにすぎません。フロリダ州のビーチ、ウォータースポーツ、サイクリングやハイキングは、年間を通して人気のアクティビティーです。

The Antelope Valley Poppy Reserve, one hour north of Los Angeles, draws many visitors. (© George Rose/Getty Images)

ロサンゼルスから北に1時間のアンテロープバレー・ポピー保護区は、多くの訪問客を引きつける (© George Rose/Getty Images)

カリフォルニア州のハリウッドがエキサイティングな観光スポットであることに変わりはありません。しかもロサンゼルスやサンフランシスコを訪れる観光客は、少し足を延ばすだけで、山岳地帯、ビーチ、砂漠にも行くことができます。国立公園がどの州より多いのもカリフォルニアです。

国際観光収入ランキングでアメリカは圧倒的な1位です。外国人観光客は2018年、総額2150億ドル(約23兆円)を支出しました。同年の世界観光総支出額の15%に当たります。

全米旅行産業協会の報告によると、2018年にアメリカを訪れた外国人観光客の半数は、隣国のメキシコとカナダからでした。残り半数の観光客で最も多かったのはイギリスで、それに続くのは、日本、中国、韓国、ブラジル、ドイツです。