メモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)は、国のために戦い亡くなったアメリカ人兵士をたたえる日です。

5月最後の月曜日に当たるこの休日は、ちょうど暖かくなり、小中高や大学が夏休みに入る時期です。アメリカ人にとって、メモリアルデーは夏の訪れを告げる祝日です。多くの人々がパレードに参加し、ビーチに出かけ、友人や家族と野外で料理を楽しみます。

しかし本来メモリアルデーは、兵役で命を捧げ犠牲となった軍人に、アメリカ人が思いをはせる日です。

各地のメモリアルデーで戦没者に敬意を表すアメリカの人たちを紹介します。

(© Images-USA/Alamy)

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フロリダ州サラソタで行われたメモリアルデーのパレード。独立戦争時代の軍服を着て行進し、アメリカ建国のために戦い亡くなった人々に敬意を表しています。

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(© Cliff Owen/AP Images)

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ワシントンのベトナム戦争戦没者慰霊碑前に置かれた軍靴。黒御影石の壁には、戦死した5万8000人以上のアメリカ人の名前が記されています。

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(© Mario Tama/Getty Images)

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ニューヨークの「フリートウィーク(Fleet Week)」のお祭りの間、タイムズスクエアでライトアップされたアメリカ国旗の前を見守るアメリカ海兵隊員たち。1984年からニューヨークで開催されているフリートウィークでは、アメリカ海軍と海兵隊を記念し、1週間にわたり艦船の見学ができ、軍事デモンストレーションが行われます。フリートウィークは、メモリアルデーに戦没将兵をたたえる軍の展示飛行で締めくくられます。

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(© Rogelio V. Solis/AP Images)

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メモリアルデーに、ミシシッピ州ビックスバーグのビックスバーグ国立墓地の外でピクニックをする家族。アメリカの国立墓地の中で、南北戦争の戦没者が最も多く埋葬されています。

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(© Cliff Owen/AP Images)

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戦死した軍人の墓石の前に旗を立てる「オールドガード」として知られる陸軍第3歩兵連隊の兵士。バージニア州アーリントンのアーリントン国立墓地で、毎年メモリアルデーに行われる部隊恒例の「フラッグス・イン」という行事です。

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(© John Minchillo/AP Images)

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メモリアルデーの週末、ニューヨークのブルックリンにあるコニーアイランドのビーチで楽しむ観光客。

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(© Molly Riley/AP Images)

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メモリアルデーにワシントンで開催される毎年恒例のバイク大行進「ローリング・サンダー・ライド・フォー・フリーダム(Rolling Thunder Ride for Freedom)」に参加するバイカ―たち。1988年に初めて開催されたライド・フォー・フリーダムは、2019年のワシントンD.C.での32回目が最後となりました。ローリング・サンダーは、全てのアメリカ軍人の捕虜と行方不明者(POW/MIA)について完全な説明責任が果たされるのを求める権利擁護団体です。

バナーイメージ:夕暮れ時にライトアップされたワシントンの第2次世界大戦記念碑 (© Efrain Padro/Alamy)

*この記事は、ShareAmericaに掲載された英文を翻訳したものです。