先日、アグネス・チャンさんに国際教育についてお話をうかがい、楽しいひと時を過ごしました。アグネスは素晴らしいキャリアを積んでおり、これからもさまざまなプロジェクトで私たちを驚かせてくれるでしょう。スタンフォード大学への留学など、アグネスほど、海外で学んだ経験から影響を受け、人生が豊かになった人を私は知りません。彼女はこれまで、アジアの人気シンガー、ユニセフアジア親善大使、ベストセラー作家、ビジネスウーマンとして活躍したり、政策提言をしたりと、さまざまな活動をしてきました。インタビューのビデオをぜひご覧ください。
私が特に心を動かされたのは、スタンフォード大学で出会ったメンターからの励ましの言葉で、今も刺激されているという話でした。また全く異なる社会・文化(彼女の場合はトロント)に適応する方法についての話も面白いものでした。一番印象に残ったのは、スタンフォード在学中に出産したにもかかわらず、クラスを1日しか休まずに勉学を続けた話です。これができたのは、一つには大学からのサポートがあったからでした。人生のどの段階でも留学は可能で、どれほど難しそうに思えても常に道は開ける―アグネスの経験はこれを実証しています。
アグネスの堅実さにも感心しました。彼女はメディアのプロですから、事務所のメディア担当者を大勢引き連れて登場すると思っていました。しかし、私の自宅の玄関に現れたアグネスは、赤いスタンフォード・カラーのTシャツを着て、リラックスした笑顔を見せていました。

留学中のエピソードを語ってくれたアグネス・チャンさん
私の場合は、日本語を勉強したことで人生が変わりました。アメリカ以外で初めて暮らした国も日本で、この素晴らしい経験がその後の人生の基礎になりました。日本滞在をきっかけに、世界中を見てみたいと思うようになったのです。以来、日本を専門としながらも、外交官としてウクライナ、グアテマラ、オーストラリア、アゼルバイジャン、イラク、ジブチで勤務する機会にも恵まれました。科学、経営、歴史など専門分野を問わず、留学経験は皆さんのキャリアにとってほぼ確実にプラスになります。

カリフォルニアでの学生時代の思い出話に花が咲きました
最後に、スタンフォードと私の母校バークレーについて一言。確かに両校は(フレンドリーな)ライバル同士です。互いのキャンパスから車で1時間ほどの距離にあり、いずれも19世紀後半、有名なゴールドラッシュから間もなく、北カリフォルニアに創立されました。スタンフォードは私立でバークレーはカリフォルニア州立大学ですが、どちらも国際的な大学となり、それぞれ独自の文化があります。
留学を考えている学生さんへのアグネスからのアドバイスは「ゴー!」でした。私からはこう申し上げましょう。アメリカにはさまざまな特徴を持つ優れた大学がたくさんありますから、自分にあった学校がきっと見つかると思います。そんな大学選びに迷う皆さんに朗報です! 9月10日に東京・御茶ノ水ソラシティで「アメリカ留学EXPO 2016」が開催されます。たくさんのアメリカの大学の担当者から直接話が聞け、情報を集められるチャンスです。ぜひお越しください。
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Hi. Agnes Chas has encouraged me since I was a kid. I still keep studying English because I hoped to speak English like her when I went to her concert for the first time when I was 7! I started do some volunteer work because of her,too.
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