米国務省は1940年、ラテンアメリカのジャーナリスト130人を米国の各社報道局に招待し、国務省初の国際交流プログラムを開始しました。
この交流プログラムを機に、1946年にはフルブライト・プログラムが設立されました。フルブライト・プログラムは、米国内外の志願者のうち毎年8000人に奨学金を授与しています。
1961年、米国政府はすべての学術、文化、スポーツ、専門家交流プログラムを総括するため、国務省教育文化局を設立しました。それ以降、以下を含む世界各地に住む170万人の学生、研究者、教育者、学者が米国の交流プログラムに参加しました。
- 86人のノーベル賞受賞者
- 120人のピューリッツァー賞受賞者
- 660人の現職および元国家元首や政府首脳
- 2600人の現職および元政府高官や閣僚
- 136名のオリンピック・パラリンピック選手
- さまざまな職業における地域のリーダー
現在、30人の駐米大使と3人の政府首脳が米国の交流プログラムの卒業生です。
10月に英国の首相に就任したリシ・スナク氏は、2005年にスタンフォード大学経営大学院でMBAを取得するためフルブライト留学生賞を受賞しました。カリフォルニアのシリコンバレーで経営を学ぶことで、可能性についての考え方が広がったとスナク氏は最近述べています。
2021年4月にニジェールの首相に就任したウフムドゥ・マハマドゥ氏は、2002年から2003年にかけてミネソタ大学のヒューバート・H・ハンフリー・フェローシップ・プログラムに参加し、行政と政策分析を学びました。
2017年からニュージーランドの首相を務めているジャシンダ・アーダーン氏は、国会議員であった2012年にインターナショナル・ビジター・リーダーシップ・プログラムに参加しました。2週間にわたるプログラム中には、ワシントン、テキサス州オースティン、ダラス、サンフランシスコで外交政策の専門家と会う機会もありました。
バナーイメージ:次世代のリーダーたち。2016年、国務省にて (State Dept./Kelsey Brannan)
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