アメリカには、「buy it for a song(格安で買う)」や「blow the whistle(内部告発する)」など、音楽に関係する言葉を含むイディオムがたくさんあるよ! その中には、良い意味で使われるものだけではなく、「face the music(報いを受ける)」のようにネガティブな意味を持つものもあるんだ。ちょっと意外だよね! 今回は音楽に関する表現を5つ紹介します★
Out of tune
Definition: 調子が合わないこと、外れていること
Example: "His suggestions were out of tune with reality."
彼の提案は、どれも現実離れしたものだった。
Explanation: このイディオムは意味が想像しやすいよね。「Tune」には「調和」という意味があって、「out of〜」は、「〜の外へ」などの意味を持つ前置詞として有名だよね!「歌の調子が外れている」とき以外にも、例文のようにさまざまな場面で使われることを覚えておこう♪
Play by ear
Definition: 臨機応変にやる、ぶっつけ本番でやる
Example: "We haven’t had time to prepare for the meeting. We’ll have to play it by ear."
会議の準備をする時間がなかったから、ぶっつけ本番でやらなくちゃ。
Explanation: このイディオムはもともと、「楽譜を見ないで即興で演奏する(耳で聞いて演奏する)」という意味で使われていたんだよ。例文のようなビジネス場面だけでなく、「計画を立てずに、その場のノリでいこう!」という場合にも使えるね! ネイティブ感がアップするこの表現、ぜひいろんな場面で使ってみよう!
Music to my ears
Definition: 素晴らしいニュース、最高のニュース
Example: “When my boss told me about my promotion, it was music to my ears."
上司が私に昇進を伝えてくれたときは、もう最高だったわ。
Explanation: これもネイティブらしい表現★「Music」に「音楽」以外の意味があることは知っていたかな? このイディオムは、アメリカ人の会話に頻繁に出てくるんだよ。「Sounds good!」や「I'm happy to hear that」にちょっと飽きてきたかなと思ったら、ぜひ使ってみたいフレーズだね。
Change one’s tune
Definition: 態度を変える
Example: "John was critical of Anne’s judgment until she was made his supervisor. Now he has changed his tune and agrees with everything she does."
アンが上司になる前は彼女の判断を批判していたジョンも、今では態度を変えて彼女の全てに同意するようになった。
Explanation: 名詞の「Tune」は「メロディー」や「音の調子」という意味だけど、「change」と一緒に使われると、「態度」や「意見」のような意味になるよ。「曲調が変わる」から、「態度を変える」という意味になるのは分かるよね♪ 同じ意味で、「Change one's note」という言い方もあるからぜひ使ってみて!
March to a different drummer
Definition: 我が道を行く、マイペース、足並みがそろわない
Example: "Richard isn’t going to support us; he always marches to a different drummer."
リチャードは私たちに協力しないつもりだね。彼はいつもマイペースだからね…
Explanation: このイディオムは、「march to the beat of a different drummer 」の「the beat of」を省略した形。直訳すると「別のドラム奏者のビートに向かって行進する」だから、意味が想像しやすいイディオムの1つだね。この表現は、必ずしもネガティブな意味ではないことも合わせて覚えておこう。 「型にはまらない」って褒め言葉の場合もあるしね!
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